女優の顔

パルテノン多摩で、見逃していたウォン・カーウァイ監督『2046』を見る。今度の自分の撮影の最大のテーマは女優をいかにきれいに撮るかということなので、コン・リーフェイ・ウォンチャン・ツィイーといった女優の顔を中心に見る。やっぱりライティングだよなあ。でもぼくの撮影はノーライトでやる予定なのだった。うーむ。
●それから、20世紀最後のサイレント映画アキ・カウリスマキ監督『白い花びら』をDVDで。カティ・オウティネンという女優の顔は最初はどうも苦手だったんだけど、いまではもう見慣れてしまった。まあ、そういうものか。
●『2046』で、トニー・レオンの「一緒に行こう」という誘いをコン・リーは拒み、孤独に生きていくことを選ぶ。『白い花びら』のカティ・オウティネンは、誘いにのって夫を捨て、男についていく。でもその男が実はひどいやつで、最後は結局、男も夫も失ってしまう。まあ、そういうものか。