アニマ/アニムス

●木曜に新宿のディスクユニオンで『真夏の夜のジャズ』のDVDを中古で発見して、買おうかどうしようか迷ったあげく、結局買おうと思って今日行ってみたら、すでに売り切れていた。やっぱり中古は見つけたときにすぐ買っておかないとだめだなあ。
●気を取り直して渋谷シネ・ラ・セットへ。斉藤玲子監督『アニムスアニマ』を見る。アニマというのは男性の中の女性的な部分、アニムスというのは女性の中の男性的部分というふうにぼくは理解していて、主演の忍成修吾さんは、この前見た『犬猫』で女性的な雰囲気を醸し出していて、椎名英姫さんはボーイッシュな印象も受けるから、アニマが表面化されている男性と、アニムスが表面化されている女性の話、つまり性が逆転しているカップルの話かなと予想していたんだけど、実際はそんなことはなくて、映画の中ではアニマ/アニムスというのは、理想の女性像/男性像というふうに説明されている。だけど、ドラッグクイーンの男性やオカマの美容院店長、レズビアンの女性なども登場してくるので、ユング的なアニマ/アニムスも意識してはいるのだろう。
●買おうと思っていたDVDがなくて悔しかったので、かわりに渋谷のユニオンで中古LP1枚、レコファンでDVD1枚を買って帰る。